2017年10月19日
秋の収穫中
オオシマゼミ・クロイワツクツクといった、夏の終わりから目立ちだす蝉の声の響く畑で、秋の収穫が始まっています。
収穫した藍はすぐに水に浸けて発酵させます。
藍葉を浸けた水はやがて黄色くなります。
頃合いを見て、この黄色くなった水を取り出し消石灰を入れて撹拌すると、赤みのある青色が生まれます。
青色は水に溶けずに沈んで、容器の底に溜まります。
沈殿した青色は、不純物を取り除く工程を繰り返し、最後に布で濾し水を切って、泥藍になります。
一方、発酵済みの葉っぱや茎は、たい肥になって畑に返ります。
畑では、収穫されて切り株になった琉球藍から、また芽が出て葉が育ちます。
収穫や泥藍づくりをしていると、感謝の気持ちでいっぱいになるのです。