-
△ プロフィール
藤 由美子
2007年より旧『やまあい工房』で7年間働いたのち、 琉球藍を自給する藍染め工房を開き、 畑から生まれた普段使いの藍色をお届け中です。
沖縄の藍染めには、よくリュウキュウアイが使われます。
原生林からの豊かな水に恵まれたオーシッタイ(大湿帯)は、リュウキュウアイにとってもいごごちの良い所。
藍ばたけのリュウキュウアイは、化学肥料も農薬も使わないのどかな畑で、風や直射日光を遮ってくれる草木と一緒に、のびのびと育ちます。
年に2回お彼岸過ぎの1~2か月ほど、藍葉を収穫します。
このころ、収穫した藍を浸水して発酵させるのに、ちょうど都合のいい水温になるのです。
色素を取り出し沈殿させたペースト状のものが、琉球藍染めの素「
そのままでは染まらない泥藍を、微生物の力を借りて染液に変化させる藍建て。
眠っていた微生物が目覚めて元気に活動するように、環境を整えて栄養を与えます。
藍ばたけは自然のものだけ使って藍建てをしています。泡盛と地元産の蜂蜜を糧に、深く静かな藍の色が生まれるのです。
染液に布を浸して色をつけます。
漬けこむ時間・回数で色合いを調整します。グラデーション・型染めや絞り染めで藍染めに様々な表情が生まれます。
季節の鳥のさえずりが聞こえ、渓流から爽やかな風が届く工房に、時間はゆっくりと流れています。
We are introduced on the website “Indigo Shade Map” in English. ≫https://www.indigoshademap.org/post/on-the-map-2022-3-aibatake-琉球藍染め-藍ばたけ-in-okinawa-japan
『まぁる農園』
藍染めをはじめちょっと前まで身近だった山里の暮らし方を、おさらいしているオーシッタイの農園です。
シェア畑やワークショップ会場として利用・参加できます。
≫https://maaru.ti-da.net
お山のくらし
2023/06/13 「畑だより」より
やんばるの山里に住む人々は、山の豊かな資源を暮らしの支えにしてきたそうです。
山で生活するために、その支えになる自然を大切にしていたお山のくらし…
≫続きはこちらです。
泥藍の作り方(ワークショップ)
年に一度、泥藍づくりを中心にしたワークショップを行っています。
「畑だより」の記事でその様子を紹介しています。
収穫から泥藍づくり、さらに藍建て・染めまで順を追って解説していますので、ご覧ください。
藍染めの危機? 今の染料不足に思う
最近は藍染めの天然染料が大変な供給不足となっているようで、私どもにも泥藍を分けて貰えないかというお問い合わせを多くいただいています… ≫続きはこちらです。
2017/03/02 「畑だより」より