2016年10月04日
カンボジア①
カンボジアでの藍染め復興のお手伝いをするために、NPO法人「幼い難民を考える会」の依頼を受けて、10日間の実稼動日程でカンボジアに行ってきました。
首都プノンペンに着くと市場へ向かい、予め考えておいた、染めの環境を改善するための物資を調達しました。
それらを車のルーフに積んで、3時間。コンポンチャム州アンコールバーン村が目的地です。
この村にあるコミュニティーで、泥藍(藍染めの素)づくり、糸染め、織りが営まれているのです。
現地の作業場には大きな織機があって、地元のお母さんたちが素敵な織物を織っていらっしゃいます。
早速、私たちが提案した環境で、皆さんがそれぞれの家で作った泥藍を使い、藍染め研修が始まりました。
みなさんとても明るくて、染めを楽しんでいらっしゃいました。
私たちの力の及ばないところもあり、まだ課題は残りましたが、4日間みんなで頑張って、一歩前進できたと思います。
村のおばあの作品。とても美しい草木染の織物を見せていただきました。
家々は高床式住宅で、床下にハンモックを張ってお昼寝をします。
藍の畑はメコン川の氾濫原にあって、雨季には水没し肥沃な土地として再生します。