藍型 花01藍型 花02

琉球藍染め 藍ばたけ(あいばたけ)


2023年11月07日
泥藍WS③

この記事は泥藍WS②の続きです。

2週間前に琉球藍の収穫から始めた当ワークショップは、いよいよ最後の工程になりました。

発酵中
10月29日に藍建てしたポリバケツの藍がめは、ワークショップ会場「まぁる農園」のシャワー室でぬるま湯の桶に浸かって順調に発酵を進めました。

11月4・5日

染め工程は2日間に分散して行いました。
藍がめ(緑の染め液)
藍染めの染液は緑色を帯びています。
藍がめの底に沈んでいる水に溶けないインディゴが、発酵中に緑色のロイコインディゴに変化して水に溶け出しているからです。
この色は藍がめが元気な証拠です。

作業風景①
無事藍建てができたか確認するだけではつまんないので、今回は手ぬぐいに思い思いの絞りを施して染めてみました。
染め中①
これまでのワークショップは泥藍の完成までで終わりでした。藍建てと染めまでやるのは今回が初めてです。
染め中②
みんなが均等に染まるように交代しながら、染め重ねていきました。
染め中③
琉球藍の収穫からやって作った染料で染めなので、感慨もひとしおです。
染め中④
繊維に浸透したロイコインディゴは、空気に触れると水に溶けないインディゴに戻って、繊維の中に閉じ込められます。
染め上がった手ぬぐい
収穫から2週間、泥藍づくりを経てきれいな藍染めができあがりました。
まぁる農園の緑に藍色が映えます。

こうして、琉球藍の収穫から本格的な染めまでのワークショップは無事終了しました。
ワークショップ終了
かつて藍染めは特別なものではなく日常的に行われていたそうです。藍染めを作り出すことを身近に感じられたら…とこのワークショップを企画しました。
藍を栽培するという時間のかかる行程はこのワークショップには盛り込めませんでしたが、これを機会に栽培を始めることにした参加者の方もいらっしゃいます。
参加者のみなさんが手応えを感じ、これからの暮らしにお役立ていただけたら嬉しいです。

また来年もやりたいと思っています。

このワークショップの参加者募集内容はこちら